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【初心者向け解説】仮想通貨「NEM(ネム)」とは? コインチェック事件で盗難されたことで有名に



コインチェック事件などで「NEM(ネム)」という仮想通貨の名前を目にする機会が多いと思われます。
この記事ではネムの仕組みについて、ネム特有のシステムについて、コインチェック事件の概要についてまとめていきます。

仮想通貨「NEM(ネム)」とは?


NEM(ネム)は仮想通貨による新しい経済圏を創り出すことを目的に生まれた仮想通貨です。
2015年に公開され、世界中で約90億枚(上限枚数)が取引されています。

通貨単位はXEM(ゼム)を使い、2018年の1月には最高値を更新し、1XEMあたり200円の通貨価値がありました。

他の仮想通貨と違ってマイニング(採掘)することができないという特徴を持っており、世界中に存在するネムの枚数は固定となっています。

しかしハーベスティング(収穫)という取引の正当性を確認する作業があり、その手数料でネムを手に入れることができます。

最も大きな特徴としては取引の承認システムに「Proof of Importance(PoI)」という仕組みを採用していることです。

ハーベスティング(収穫)とは



NEM(ネム)にはマイニングという概念がなく、代わりにハーベスティング(収穫)という仕組みで報酬を受け取ることができます。

取引の正当性を確認する作業があり、その手数料でネムを手に入れることができます。
ネムの取引もブロックチェーン技術を応用しているので、ブロックごとに承認していくという構造は変わりません。

マイニングと違って新たにコインを生成するわけではなく、あくまでも市場に存在するコインの総数は変わりません。

そして報酬を受け取る制度がビットコインとは異なっており、「プルーフ・オブ・インポータンス(Proof of Importance)」という仕組みを採用しています。

Proof of Importance(PoI)とは



NEM(ネム)は取引の承認システムに「プルーフ・オブ・インポータンス(Proof of Importance)」という仕組みを採用しています。

ビットコインのマイニングは「プルーフ・オブ・ワーク(Proof of work)」という演算能力(仕事量)の高いPCを持っている人ほど報酬を受取りやすいという仕組みになっており、既に財がある人ほど有利となっています。

一方、ネムに使用されているPoIは「重要度」によってハーベスティング報酬を受取りやすいという仕組みになっています。

この重要度とはNEMコミュニティに対する貢献度によって算出され、コインの保有量と取引数が影響していきます。
コインを保有し続けるのではなく、他者と取引数をしてネムを広めることにより、重要度が上がっていきます。



つまり積極的にネムを利用し、ネムの流通を促している人ほど報酬を受取りやすい仕組みとなっています。

同一のアカウント同士の流通で重要度は上がらず、様々なアカウントと取引する必要があり、ユーザーに流通を促すようにできているわけです。

ビットコインのように富の集中ではなく富の分配によって儲けることができるので、ネムの信念に沿ったシステムだと言えます。

コインチェックNEM(ネム)盗難事件とは



NEMを語る上で外せないのがこの「コインチェックNEM盗難事件」です。

2018年1月26日、国内の仮想通貨取引所「coincheck(コインチェック)」から当時のレートで総額580億円にも登るネムが盗まれるという事件が発生してしまいました。

これまでに例を見ない規模の事件であり、日本国内で仮想通貨業界自体への不信感を募らせる事件となってしまいました。


同時に「ネム自体」の信用も下がってしまい、通貨価値を一気に下げる原因となっています。

取引所の不祥事は基本的に銘柄の本質には影響しないのですが、ネムの投資家には日本人がかなり多い現状にあります。

国内では事件後にネムから離れようとする動きが強く、現在(2018年3月19日)では1XEMあたり26円まで価値を下げてしまいました(事件発生時は1XEM88円)。

まとめ

仮想通貨NEM(ネム)とは

NEM(ネム)は仮想通貨による新しい経済圏を創り出すことを目的に生まれた仮想通貨です。

他の仮想通貨と違ってマイニング(採掘)することができないという特徴を持っており、世界中に存在するネムの枚数は固定となっています。

ハーベスティング(収穫)という取引の正当性を確認する作業があり、その手数料でネムを手に入れることができます。

国内では仮想通貨取引所のコインチェックから盗難された事件が非常に印象強い通貨となっています。

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